まんが 日本の歴史をプレゼントする

子供達にまんが 日本の歴史 で楽しく学んでもらうため、出来ることがないか考えます

集英社の有名作家による表紙をもう一度考えてみる

集英社90周年企画で、まんが 日本の歴史の表紙が、有名な漫画家により書かれたことはご存知の方も多いと思います。

 

この話を聞き、「見てみたい!」と思ったことは今でも忘れていないのですが、その後、中身を見たとき「表紙だけか!」と酷く落胆したのも覚えています。

 

最近?では、愛蔵版や復刻版で表紙が書き直されることも多いと思いますが、それでも同一の漫画家の新旧なだけで、漫画家自体が異なることは有り得ないです。

 

「どうしても馴染めない・・・」ということで、集英社が好きになれませんでした。羊頭狗肉。そんな感じです。

 

ただ、最近以下の記事をみて、考えさせられることがありました。

最新版『学習まんが 日本の歴史』が実は”社会人の勉強”に最適すぎた - イーアイデムの地元メディア「ジモコロ」

 

辰井さんが集英社に取材に行ったときの記事です。

1967年第1版の紹介での説明です。

当時は日本の歴史を漫画で扱うことに、「とんでもない、歴史を茶化すのもはなはだしい」との声もあがったとか。漫画の地位が不当に低かった時代

 

これはデジャブか

literati.hatenablog.com

 

1967年の人と同じ感覚を自分が持っているという軽いショックを受けながら次へ。

 

歴史に興味がない子にも気軽に手にとってほしい

 

それはわかる!確かに手に取った!

 

表示を書く漫画家の選定については

荒木飛呂彦さんの場合は『ぜひマッカーサーを描いて欲しい』と、編集部内の意見が一致しまして

『キングダム』の原泰久さんも、家康のイメージがすぐに浮かびました

 これを見ていて、「そういえば小説を買うとき、表紙は作者は書かないよな。。。」ということに気づきました。

 

表紙や挿絵に登場人物が書かれていた時、「自分の思う顔かたちは違うんだよな。。。」と思いながら見ていましたが、こういうものか、と受け入れていました。

 

なぜ小説では許容できていたのに、漫画では許容できないのか。

 

いや、無名の漫画家の表紙に、無名の漫画家が中身を書いても「まあそんなものか」ぐらいにしか思いません。

 

考えてみると、私にとってその時重要だったのは、荒木飛呂彦氏が好きで、荒木飛呂彦氏の書く「まんが 日本の歴史」が読みたかったのです。

 

それが、こともあろうにべつな漫画家が書いている!けしからん!と考えていたわけです。

 

本の出版というのは、中身は作家が考えることが出来るけど、表紙は出版社が決めるそうですね。

商業出版はタイトルの付け方と表紙、プロフィールで売れるか決まる | 商業出版のススメ:無名著者が書籍出版する方法

 

自費出版でもしない限り、その呪縛?から逃れられないのであれば、あまり悩んでいてもしようがない。

 

むしろ「ジャケ買い」するか!